安全性と再発リスクの両立をどう見るか:大腸大型ポリープに対するコールドスネア vs ホットスネア切除
注目ポイント
- 大きな(≥20 mm)非有茎性大腸ポリープに対するコールドスネア切除(Cold Snare Resection, CSR)は、ホットスネア内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic Mucosal Resection, EMR)よりも有意に安全であり、重篤な有害事象が少ない(1.7%対5.9%)。
- 安全性は改善する一方で、CSRはホットスネアEMRと比べて、残存または再発腺腫(Residual or Recurrent Adenoma, RRA)のリスクが2倍超高く、特に高度異型(high-grade dysplasia)を伴う腺腫でその傾向が顕著であった(26.5%対12.8%)。
- サブグループ解析では、再発率の差が最も小さいのは鋸歯状病変の一種である sessile serrated lesion(SSL)であり、CSRは2~4 cmのSSLや、出血リスクの高い患者に特に適している可能性が示唆された。
- ポリープの組織型および患者の併存疾患に応じて最適なポリープ切除戦略を確立するため、さらなる前向き研究が必要である。
研究背景
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