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NSUN6の欠損は、KDM5A-CCL2-マクロファージ軸を介して膵臓がんにおける免疫抑制を惹起する

MedXY Editorial Team•2026年8月21日•医療ニュース
CCL2NSUN6マクロファージ免疫抑制膵管腺癌

背景:膵管腺癌における免疫環境

膵管腺癌(pancreatic ductal adenocarcinoma, PDAC)は、世界的にみても最も致死率の高い悪性腫瘍の一つであり、5年生存率は10%未満である。PDAC治療における大きな課題は、強い免疫抑制性を示す腫瘍微小環境(tumor microenvironment, TME)にあり、緻密な線維化(desmoplasia)や、腫瘍随伴マクロファージ(tumor-associated macrophages, TAMs)などの免疫抑制性細胞の浸潤を特徴とする。免疫チェックポイント阻害療法(immune checkpoint blockade, ICB)は複数のがん種の治療を大きく変革したが、PDACでは顕著な抵抗性が認められており、本疾患における免疫回避機構の解明が強く求められている。

RNA修飾、特にRNA上の5-メチルシトシン(5-methylcytosine, m5C)は、近年、遺伝子発現および細胞挙動に影響を及ぼす重要な転写後エピジェネティック制御因子として注目されている。しかし、m5CメチルトランスフェラーゼがPDACのTMEおよび抗腫瘍免疫をどのように調節するかについては、これまでほとんど検討されてこなかった。

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