急性低酸素性呼吸不全に対するイソフルラン吸入鎮静:SAVE-ICUランダム化臨床試験から得られた知見
注目ポイント
SAVE-ICU試験は、COVID-19関連および非COVID-19関連の病因を含む急性低酸素性呼吸不全(AHRF)成人を対象に、イソフルランを用いた吸入鎮静と静脈内鎮静を比較評価した、最大規模の実用的ランダム化比較試験(RCT)である。
イソフルラン吸入鎮静は、標準的な静脈内鎮静と比較して、院内死亡率を低下させず、人工呼吸器非使用日数、ICU非入室日数、入院非日数のいずれも改善しなかった。
吸入鎮静群では、難治性低酸素血症に対する補助療法の使用が多く、せん妄・昏睡非発生日数もわずかに少なかったが、長期の機能転帰に差は認められなかった。
これらの所見は、AHRFにおいて吸入鎮静が静脈内鎮静より優れるという初期の期待を抑制するものであり、患者サブグループに応じた鎮静戦略の精緻化と補完的支持療法の必要性を示している。
背景
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