虚血性イベントの既往がないASCVD患者におけるPCSK9阻害薬の転帰への影響の評価:リアルワールド・データからの知見
注目ポイント
- PCSK9阻害薬モノクローナル抗体(PCSK9i mAb)は、既存の動脈硬化性心血管疾患(atherosclerotic cardiovascular disease, ASCVD)を有するものの、既往の虚血性イベントを認めない患者において、虚血性心血管イベントおよび全死亡を著明に低下させた。
- 5年間のアウトカム解析では、PCSK9i治療により主要複合評価項目の相対リスク低下(relative risk reduction, RRR)は30.9%、絶対リスク低下(absolute risk reduction, ARR)は7.8%であった。
- PCSK9i mAbの導入により、LDLコレステロール(low-density lipoprotein cholesterol, LDL-C)は大きく低下し、平均絶対低下量は63.1 mg/dL、ベースラインからの低下率は53.6%であり、実臨床における強力な脂質低下作用が示された。
研究背景
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