急性心筋梗塞におけるテネクテプラーゼ線溶療法後頭蓋内出血の危険因子とその低減戦略
注目ポイント
頭蓋内出血(intracranial haemorrhage, ICH)は、ST上昇型心筋梗塞(ST-elevation myocardial infarction, STEMI)に対するテネクテプラーゼ(tenecteplase, TNK)線溶療法における重大な合併症である。本研究は、1万5,000例超の患者を対象としたプールド解析により、年齢、収縮期血圧(systolic blood pressure, SBP)、性別、体重、およびTNK用量を含む、ICHの主要な修正可能因子・非修正可能因子を明らかにし、個別化リスク予測と用量最適化戦略の構築を可能にしている。
ICHリスクはSBPが160 mmHgを超えると急激に上昇し、年齢とともに指数関数的に増加する。とくにTNK高用量ではその傾向が顕著である。女性および低体重患者では脆弱性が高い。これらの変数に基づく臨床ノモグラムは良好な予測精度を示した(C-index 0.718)。
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