早期精神病におけるバイオマーカーと治療標的としてのアンジオテンシン変換酵素
注目ポイント
本研究では、早期精神病患者の脳脊髄液および血清において、アンジオテンシン変換酵素(Angiotensin-Converting Enzyme, ACE)蛋白質レベルが健常対照群と比べて有意に低下していることが示された。とくに治療抵抗性精神病では血清ACE蛋白質の低下がさらに顕著であった。統合失調症リスクと関連する遺伝的変異はACE蛋白質レベルとは相関した一方、ACEの古典的な酵素活性とは関連しなかったことから、精神病の病態生理におけるACEの生物学的役割は酵素活性にとどまらない可能性が示唆される。
研究背景
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